撫蛇様
東京都葛飾区東金町6-10-5 葛西神社
多分これが、今年のヘビ巡りの最後。葛西神社の撫蛇様にお参りしてきた。なかなかリアルなお姿で、きりっと引き締まったお顔は見る角度(またはその日の気分?)によってはちょっと怖い。
葛西神社には2009年に富士塚を訪ねて来たことがある。その時には蛇はいなかったような気がすると思って調べてみると、神社のFacebookに2017年11月に鎮座したと書かれていた。
「厳島大神(市杵嶋姫)のお使いとして白蛇(しろへび)の精が人々の願いを聴き届けられます。」ということだそうだ。
厳島神社の祠は大きな岩に穿った穴の中に祀られていて、その前には蛇穴から湧きだしてきたかのように小さな白蛇がいくつも並べられていた。白蛇は阿吽の二匹で金色のとぐろを巻いたピラミッドのようなものを抱いていて、阿形は大きく口を開けて巻物をくわえている。撫で蛇の俗っぽいイメージに対して、次元の違う明らかに異世界的な雰囲気。神様のお使いであるはずなのに、妖気すら漂っているように感じる。
特に説明は無かったが、撫で蛇に願う以上に真剣な思いを込めて納められたもののように見えた。