2025年2月26日(水)

深大寺

東京都調布市深大寺元町5-15-1

梅

紅白の梅の花に迎えられて山門をくぐるとだるまさんたちに迎えられた。3月3、4日には日本三大だるま市のひとつに数えられているだるま市が開かれる。毎年厄除元三大師大祭にあわせて開催されるものだ。

だるま

だるまと言えば選挙で当選者が目を入れる儀式を見ることがあるが、深大寺では新しく求めたダルマの左目に僧侶が物事の始まりを意味する「阿」字を入れて開眼し、心願叶った暁にはダルマの右目に物事の成就を意味する「吽」字を入れて寺に納めることになっている。

元三大師は比叡山中興の祖といわれる平安時代の高僧で、おみくじの創始者ともいわれている。その正統を継ぐ深大寺のおみくじ(元三大師観音籤)は凶が出やすいことで有名だ。大吉、吉、半吉、小吉、末吉、末小吉、凶と7種類あるうちの三割が凶になっているそうだ。

だるまの向い側が社務所になっていて、写真を撮っているわたしの後ろから盛んに凶を引いた人の悲鳴が聞こえてくる。

4月には奈良国立博物館で江戸時代以来となる本格修理が行われた元三大師像の臨時開帳が行なわれる予定だ(※)。

※ 4月26日 〜 6月2日。本来は50年に一度。

(調布市教育委員会の説明板) 元三大師堂 | 山門