パブリックアート
自転車で走っているといろいろなものが目に入ってきます。
美しい自然の景色や古い建物、趣のある街並みなど。その中に時折交じってくるのが彫刻や壁画などのパブリックアートです。自転車散歩とパブリックアートは相性がいい気がします。
美術館のように入場料を払わずに鑑賞できるのはうれしいのですが、解説はなく、作者名・作品名の書かれたキャプションもなく設置されている場合もあります。
岡本太郎のように世界的に評価されている作家の作品があるかと思うと、こっちが勝手にアートだと思い込んでいるだけの「アート…のようなもの」もあってこちらの審美眼が問われます。
有名だからいいとか、無名だから価値がないということはないのですが、どうしてもそういうところに頼ってしまうということはありますよね。一般の人には理解されず、傷んだまま打ち棄てられたようになっている作品に出会うと胸が痛みます。
その一方で、十中八九アート作品ではないものが素晴らしく芸術的に見えることがあるのが悩みの種です。