天現寺の虎
東京都港区南麻布4-2-35
本堂の工事が終わり元のお役目に戻った狛虎がどうしているか、ずっと気にになっていた天現寺に行ってきた。
本堂前は前回の訪問時に「いなせな若衆風」と評した天保六年の狛虎。怖い顔をしてしっかりと警護のお務めを果たしている。
草むらの陰で密会中かなと想像した明和三年の狛虎は客殿前にいた。
遠く離されてしまって、阿形の方が大きな声で呼びかけても吽形は知らんぷりを決め込んでいる。もう250年以上もの間、本来の仕事はそっちのけでこんなやり取りをしているのだ(あくまでもわたしの想像です)。
この前の工事中はせっかくのチャンスだったのにうまくいかなかったみたいだね。いつになったら仲良くなれるのかな。