青森ねぶた祭
青森県青森市
青森ねぶた祭の会期は8月2日から7日。東北三大祭りの一つとされ、延べ200万人以上の観光客が訪れるというので期間中のホテルはどこも満室。ところが、明けた今日8日の街にはその余韻もなく普通の景色で拍子抜けした。
それでも街はねぶた一色。
駅のコンコースには山車の模型や部品の一部が飾られ、マンホールやポストにもねぶたの意匠が採用されている。
駅前すぐのところにあるねぶたの家ワ・ラッセでは、ねぶた山車の実物を見ることが出来る。針金の骨組みに和紙を張って彩色し中に電飾をいれた巨大な行燈状の山車の、その巨大さと華やかさには圧倒される。
山車に表現される題材は様々で、武将の戦いや妖怪・鬼退治伝説、仏教の説話を絵にしたものなど多岐にわたっている。神話の神や中世の武将、偉人や中国の将軍など、本来は異なった表情のはずの人物がみな髭もじゃで(※)どれも同じように見えるのがおもしろい。
※ 実は半分ぐらいの人物は髭を生やしていないのですが、濃い眉、鋭い目つき、豊かな黒髪を見ると髭も豊かにたくわえているように思えてしまうのです。不思議。