2025年8月9日(土)

弘前の洋風建築

青森県弘前市下白銀町2-1 追手門広場ほか

図書館

地方に旅行すると、地元の大工が建てた洋館を見るのが楽しい。彼らは西洋の建築技術を多くは独学で学び、見よう見まねで明治・大正期の日本の近代化を支える建築を建ててきた。

青森銀行

和風ではない目新しいものを見るというよりは彼らの進取の気風に触れるのがおもしろい。

弘前で活躍したのは、太宰治の生家(現斜陽館)の設計者としても知られる堀江佐吉だ。函館で洋風建築の基礎を学んだ彼の作品は、弘前市役所向いの追手門広場で旧弘前市立図書館(1906)と旧東奥義塾外人教師館(1900)が見られるほか、本人またはその後進の作品が市内各所に散らばっている。

追手門広場に縮尺1/10のミニチュア模型で再現されている洋館たちを見るのも楽しい。外人教師館には喫茶室があるので、レトロな雰囲気の中で窓外にミニチュア建築を見ながら一息入れることが出来る。

(追手門広場) 旧弘前市立図書館 | 旧東奥義塾外人教師館 | ミニチュア建造物

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