立耳狛犬
宮城県仙台市太白区秋保町長袋字清水久保北22 秋保神社

秋保神社の狛犬には大きな耳がついていた。ドラえもんが泣いて欲しがるような立派な三角形の耳だ。

阿形の方はたてがみのような飾りに埋もれてわかりにくいが、吽形にははっきりとした耳とその中央に角が生えているのがわかる。三つ並ぶと王冠のようだ。
…と言っても狛犬は番犬だから王様なはずはない。同じ王でもピンと立った耳は山の王・狼のものかもしれない。
自動車のヘッドランプのような丸い目と、どんな物音も聞き逃さない耳であたりを警戒して神社を護っているのだろう。
台座には安永二年(1773)の銘があった。
