めがね橋
宮城県仙台市太白区秋保町長袋宿 旧小滝沢橋

めがね橋を見つけた。
長崎の眼鏡橋をはじめ西の方では見ることの多い石橋だが、東北地方ではあまり覚えがない。この地方で採れた秋保(あきう)石という石材を使って作られている。

磊々峡でたくさん見てきたあの大石が秋保石だ。磊々峡に展示してあった仙台市電も、元は石材の搬出のために大正3年(1914)に敷かれた馬車軌道から始まったものだった。
昭和14年(1939)に架けられたというから鉄橋やコンクリート橋でもよかったはずだが、地元の石材で作ることに意味があったのかな。
今になってみれば味わいがあっていい景色だ。
道の反対側に「馬場館跡」「白岩大岩壁」と書いた案内があったので寄ってみた。
「馬場館跡」の方は空き地に標柱があるばかりではっきりしないが、その目の前に木々の間から白い大岩がのぞく大岩壁が見えた。絶景には違いないのだが、逆光がまぶしくてよく見えないのが残念だった。
