秋保大滝
宮城県仙台市太白区秋保町馬場大滝11 秋保大滝不動尊

今回の旅を計画するまで、秋保(あきう)と言う名前を聞いたことが無かった。
仙台の奥座敷とも言われる秋保温泉は、有馬温泉(兵庫県)や道後温泉(愛媛県)と並んで「日本三名湯」に数えられているという(※)。

秋保大滝も那智滝、華厳滝とともに日本三大名瀑の一つとする説がある。
三大○○の三番目は知られていない、あるいは諸説あって意見が分かれるという例に洩れず、わたしのところまでその名が届いていなかったようだ。
高さ55mの秋保大滝は水量も豊かで、名瀑の名にふさわしい豪快な滝だった。アプローチの難易度は低くまわりの紅葉もきれいで、自転車で訪ねるにはちょうどいい。良いところを見つけたと楽しく走ってきた。
北側から回って不動滝橋から滝壺に下り、次は滝を上から見る滝見台のある秋保大滝不動尊に着くと、海外から来た観光客のグループがハンドベル合奏団かと思うぐらい大げさにクマ鈴をつけて歩いているのに出会った。そういえば昔、宮島の弥山で「ヘビに注意」と書いた看板があるので一緒に歩いてくれとドイツ人のカップルに言われたことがあったのを思い出した。
確かに最近のクマ騒動は日本人でも心配だが、彼らの目にはどんな風に映っているのだろうか。
※ 「名取の御湯」とも呼ばれ、信濃御湯(別所温泉)、犬養御湯(野沢温泉)とともに「日本三御湯」に挙げられたり、鳴子温泉(宮城県)、飯坂温泉(福島県)とともに奥州三名湯の一つとも言われている
