秋保郷サイクリング
宮城県仙台市太白区秋保町馬場

秋保地域資源活用委員会が発行する観光ガイド「いってみっぺ秋保・秋保郷サイクリング」では、秋保温泉街から大滝まで県道の北側の農道を走ることを提案している。山や田んぼを見ながらのんびりと走れる自転車向きの道だ。

ところが今日は強風注意報が出るほどの向かい風に悩まされて、吹きっさらしの田んぼ道はとてもじゃないけど走れない。めがね橋の先までは県道を走り、地図には名取川を対岸に渡った先につづら折りの急登が見えたのでその手前から裏道に入ることにした。
県道をそれてすぐのまっすぐな農道の先に雪をかぶった大東岳が見えた。あの雪が里まで下りてくるまで、それほど長い時間はかからないだろう。
その先の秋保大橋が大滝の入口だと勘違いしてうろうろしていると地元の方に声をかけられた。滝を見るのはもう一つ先の不動滝橋からだという。滝は見えないけどほらこっちの景色がきれいだよ、と言われて橋から下流側を見ると紅葉に染まった見事な秋保郷のパノラマが見えた。
やっぱり県道を行かなくてよかった。
